審判クイズ・解説2
インフィールドフライについて

野球若葉マークのお母さんはちょっと勉強。
知ってたと思ってたお父さんもちょっとおさらい。


     まずは解答から、

          (1)ノーアウト・ランナー無し=宣言されません。
          (2)ノーアウト・ランナー1塁=宣言されません。
          (3)1アウト・ランナー1塁2塁=「インフィールドフライ」の状態
          (4)1アウト・ランナー1塁3塁=宣言されません。

      無死又は1アウトで、ランナーが1・2塁、又は満塁の状態で塁におり、
     野手が捕球体勢に入いった時点でインフィールドフライの対象となり、
     球審が
「インフィールドフライ!」を宣言して初めて有効となります。

     ポイントは野手全員が対象となることです。

     捕球体勢の判断は主審の判断で決定されます。ですからボールの落下地点に立っている
     だけでも”捕球体勢である”と球審が認めれば「インフィールドフライ」に適合します。

     通常、野手が容易に捕球できる場所にフライが上がれば「インフィールドフライ」は
     宣言されます。

     浅い(短い)フライなら容易にインフィールドフライの対象になります。
     ライナーやバントは対象外です。

     「なぜこんなルールがあるかしら?」ってお母さん今そこで不思議に思いませんでしたか???

     ズルしてわざとフライのボールを落としてゲッツー(Get 2 Outs)・チェンジを目論む姑息な選手の
     戦法を防ぐ為です。

     塁が詰まっている時に内野にフライが上がった場合は、インフィールドフライが宣告されて、
     捕球したか落球したかによらず打者はアウトとなります。

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   (1)インフィールドフライが適用される場合
   ・無死または一死で、走者が一・二塁または満塁の時(一塁および一・三塁は適用外)。
   ・内野手が普通の守備行為をすれば捕球できる飛球(ただしバントとライナーは適用外)。
   ここで適用外になっているケースについては故意落球に関する規則があります。

   (2)インフィールドフライはインプレイ(ボールデッドではない
   ・内野手の落球を見こして離塁、進塁しても良い。
   ・ただし、捕球されたら帰塁の義務が生じる。

   (3)インフィールドフライと宣告された打球がフェアグランドから転がってファウルになった場合
   ・野手に触れていなければ、ただのファウルになります。

   (4)インフィールドフライと宣告された打球がファウルグランドから転がってフェアになった場合
   ・野手に触れていなければ、インフィールドフライとなります。

   (5)インフィールドフライと宣告された打球が走者に当たった場合
   ・塁についている走者に当たった場合は、打者のみアウト。
   ・塁を離れている走者に当たった場合は、打者および走者ともにアウト。



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