イチロー打法!?! | |
さて、世界一の打者に対してコメントするのはおこがましいですが、 他の打者と比較する事でシーズン262本の安打が可能になるのかを見てみたい。 |
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一番違うところ。 前にステップした右足。 一般の打者は前にステップした足のつま先がピッチャー方向に 向くが、イチロー選手はまったく向かない。 空手の足刀のように、ステップした足の外側のラインがピッチャーと向き合っている。 **** 備考:10月13日のヤンキース対レッドソックスの 試合で松井選手が5打数3安打5打点を 叩き出した。ステップに注目してテレビを見ていたが打撃の瞬間のステップは前を 向かずイチローのように足の外側の足刀のラインがピッチャー方向に向かっていた。 まだまだイチローと同じではないが、この打ち方ができないとメジャーリーグでの ナックルやシリングの外角外側に落ちて行く変化球を打てないのだろう。 まとめ:ステップした足のつま先はピッチャーを向いては行けない。 腰の旋転は駄目。 腰の上からの上体のみの旋転と素早いリストの切り返しのみで打っている。 必要なのはバットのヘッドスピード。 **** 二番目に違うところ。 バッティングの瞬間のおへその向き。 一般的なバッターはバッティングの瞬間はおへそがピッチャーを(前)向いている。 清原選手や中村選手など従来の大打者がこれに当たる。 イチロー選手はホームベース上(横)を向いている。 体が開いていない。 三番目に違うところ。 日本古来の「腰を回転させて、旋転を起こす打法」で無い。 腰を回転させずに、腕とリストの振りの速さでバットのヘッドスピードを稼いでいる。 上半身、が力まず、特に肩から手首までが非常に柔らかい動きをする。 股関節も柔らかく体の動き全体が非常に柔らかい。 この柔らかさでメジャーリーグのクセ球に対応できているのだと思う。 こんな打法が出来るとすると上半身を相当鍛えているに違いない。 以前テレビで「イチローの体はブルースリーみたい。」と話していた。当然と思う。 ヤンキースの松井選手も一見この打法に変えようとしているが腰が旋転してしまうので 「手打ち」になっているようだ。ステップした前足のつま先が前を向いた時がこれにあたる。 四番目に違うところ。 バットが寝ている。 構えた時のバットが寝ているのと、寝ているバットからのスイング面で ボールにヒッティングする。バットが立たない。 横に飛んでくるボールを上から叩くイメージだとボールとバットの衝突のチャンスは一瞬のみ。 横に飛んでくるボールを同じ面で叩くイメージだとボールとバットの衝突のチャンスは長い。 若干タイミングがずれてもバットに当たる。当たってから強いリストでボールが飛んでいく方向 をコントロールしている。 何に似ている?! ゴルフのアイアンのヒッティングに似ている。 アドレスして縦に振っているアイアンを水平にして横に振ってみてください。 イチローのバッティングになります。 プロゴルフでは14本のクラブで色々な打ち方を制御しているが イチローはバット一本でこれを制御している。 ヘロヘロに手元で変化してくるメジャーリーグのピッチャーに対してはギリギリの手前まで ボールを待ってホームベース上でヒッティングする必要がある。 タイミングだけで打つ日本の昔の打法ではメジャーは通用しない。 (だから中村のあまり評価が少ないのかな?) |
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打者としての戦法!?! 1.臭い球はファールする。 2.ストライクを取りに来た球を見透かしてヒッティング。 3.素直なカーブやストレートを投げるピッチャーには外野オーバー狙い。 |
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どうしてバッターボックスで構える前にバットを立てて一瞬静止するのか? ピッチャーとの相関関係のゼロ基準点を策定しているのではないかと思う。 ピッチャーマウンドの傾きやら、外野の風景の見え方で大分錯覚が起こると想像する。 そんな錯覚による誤差や基準点のずれをゼロ基準点策定して目の狙っている所の 基準調整をするのではないかな?と思う。多分これを無意識にやっているんじゃあないかな。 |
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偉大なバッターの真似をしてみよう。新しい発見があるに違いない。 まずは模倣からスタートだ。! |
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