発育と成長

まず最初に:

  まず一番最初に言わなければならないのは、子供の体は大人の体を小さくしたのとは
決定的に違う
と言う事です。まずこれを肝に命じてください。


骨格:

小学校5年生未満(10歳前後)の子供達の骨格は完成していません。

大人ににはあっても子供には無い骨が一杯あります。(実際にはあるのですが軟骨のような状態もしくは非常に小さくて骨の働きをしていない。)

手のひらや足などをレントゲン撮影すると顕著です。

このような状態で中学生や高校生と同じような状態の練習をさせてはいけません。

健やかに、伸びやかに、しなやかに、骨の成長を助ける生活の指導に重点をおくべきです。

すなわち、食事には毎回、牛乳かヨーグルト、おやつにもカルシウムたっぷりの物を意図的に与えてます。

骨が先に育たないと駄目です。

筋肉が先に育つと身長も伸びません。筋肉は骨より強いのです。
(腕ずもうをやって骨折するのをご存知でしょう。)

ストレッチや柔軟体操をよくやって、やわらかい筋肉、しなやかな骨を目指します。

筋肉や骨格を鍛えるより「脳を鍛える」、「体の六感を鍛える」とイメージしてください。


筋肉:

筋肉を鍛えるのは中学校以降です。ポコチンまわりに毛が生えて(第二次性徴)、身長の伸びが止まるまで強い筋力トレーニングは避けるべきです。これまでの期間はインナーマッスルに意識をおいてのトレーニングです。

アウターマッスル(すなわち力こぶ筋肉)の本格的な強化訓練は高校からです。中学生レベルでは軽め軽めに抑えておく程度です。エアロビクスなど取り入れてください。
(京都平安高校はこれを取り入れています。)

身長が伸びる時期に強い筋力トレーニングをすると身長が伸びません。止まります。


成長:

家庭での過ごし方です。保護者の方々。朝ご飯をちゃんと食べさせていますか?バランスの良い食事を心がけていますか?安全な食事を心がけていますか?
朝ごはんにはヨーグルトか牛乳を必ず飲ませましょう。
(足のスラリとしたかっこいい大人になります。)

コンビニでの食材(おにぎりやお弁当):防腐剤がたっぷりです。
外国からのの輸入野菜:有害な農薬使用やポストハーベスト(収穫後の農薬散布)に注意。

アレルギーやアトピーなどは何もダニはハウスダストからだけとは限りません。残留農薬の問題も多いに関係します。

水道水などの塩素成分など気になる方は、水道水を洗濯のあとに汲み置きしておく事をお勧めします。約3時間程度で水道水に含まれる消毒用の塩素成分やカルキ臭は抜け去ります。洗濯の後に水を汲み置きするのは、なるべく新しい水を使用するためです。

(ダニは生きているダニそのものは無害で、ダニが死んだ死骸から噴出される成分が人間に害を及ぼします。(NHKテレビ・試してガッテンなど参照)

その他:家庭がしっかりしないと子供もしっかりしません。


小学校5年生以上について:

  走らせます。縦・横・斜め・後ろ・寝転がって・ジャンプなど色んな形で走らせます。

  すばしっこい子供達をイメージして練習します。

  すばしっこい、といイメージはその子の脳の動きがすばしっこいからです。

  筋肉や骨格を鍛えるより「脳を鍛える」、「体の六感を鍛える」とイメージしてください。


小学校6年生程度:

心のケアが生まれます。反抗期も現れます。どなってばかりいる指導者はこの当たりも考えなくてはいけません。



筋力トレーニング:

やってはいけません。特に道具を使っての筋肉トレーニングなどもっての他です。


脳の発達・10歳まででその後が決定:(くりかえし)

脳の発達が非常に大きく関与しています。(厳しく正しい訓練練習が必要なのは当たり前)

幼年時、小学校低学年時の教育・指導・訓練・練習が10歳までの生存のための脳の発達を
左右し、才能の発露と開花に結びつきます。

10歳までの育ち方でその後の人生の得意・不得意、できる事・できない事を決定付けます。

おもしろくて、楽しくて、できる事を子供達は必死に、一所懸命にやって遊びます。

子供の育て方で保護者らはこの事を頭に入れておかなくてはなりません。


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